もっと壁を低くしてほしい

宮崎市内の病院で2月中旬、大阪府から駆けつけた女性が、行方不明になっていた70代の父親と再会し、涙を浮かべた。
父親は昨年12月、宮崎市内の路上に座り込んでいるところを宮崎県警に保護された。
自分の氏名や住所を答えることができず、記憶障害と診断され入院。宮崎市が警察の台帳に掲載を要請した。
大阪府警には昨年12月、この男性の行方不明届が出されていた。
府警の担当者が行方不明届の出た男性ではないかと宮崎県警に連絡し、身元判明につながった。
警察による身元不明者の保護は警察官職務執行法で原則24時間以内とされており、それ以降は自治体に対応を引き継ぐ。
自治体は提携先の特別養護老人ホームなどの施設に入所させるのが一般的だ。
いったん施設に入所させると、身元確認はなおざりになりがちだ。
埼玉県狭山市の特養ホームに入所していた認知症の男性が昨年6月に18年ぶりに身元が判明したケースは、市職員が保護当初に名前を聞き違えたことなどから、警察に行方不明届が出ていたのに判明が遅れた。
生活保護の担当の市職員が月1回程度面会していたが、名前を改めて確認するなど身元判明につながる情報を聞き出す姿勢は薄かった。
健康で暮らしているので市の責任は果たしていると考えていたと反省する。
認知症の人はこれからも増え、徘徊したり道を忘れたりして行方不明になることも多くなる。
国、自治体、警察はもっと壁を低くしてほしい。
行方不明者の家族を支援するNPO法人「日本行方不明者捜索・地域安全支援協会」の田原弘理事長は訴える。
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